CTOメッセージ
品質エンジニアリングで苦労を減らし、
全てのモノづくり体験を素晴らしい体験へ
城倉 和孝CTO(最高技術責任者)
未経験で独立系SIerに入社、多岐にわたる企業システムの受託開発に従事。ワークフローシステムX-pointを開発し、2007年に株式会社エイトレッドを設立。同社でCTOに就任。2011年より株式会社DMM.comラボ(現 合同会社DMM.com)のCTOとしてエンジニア組織の拡大に取り組む。2020年10月より、株式会社デジタルハーツに入社、現在は株式会社AGESTの取締役副社長CTOを務める。
エンジニアとして大事にしていること
答えは目の前にない
答えは目の前にないと思うこと。何が言いたいかと言うと本質をしっかりと見極めてその本質を課題解決していくということが一番大切だということですね。例えば、システム開発をする時、大体のユーザーからこういうものが欲しいんだと要求をもらい、それを要件定義していくのですが、誰しもがそうだと思いますが、人間は課題があって、その課題を自分の頭の中である程度解決してしまうものだと思っています。そうするとユーザーから出てくる要求というのは課題を解決できなくても要求を出す人が考えた手段になっている場合が多いんですよね。その手段を一生懸命作っても本当の課題は解決しないですし、それを実現するとすごいコストがかかってしまう、そうなった時に本質的な課題にもう一回立ち返ると、そんなことまでしなくてもこれで解決できるというような課題解決が出てきたりするので。
何事も鵜呑みにせずにまずは本質は何なのか?をしっかり考えていくということが大事だと考えています。


なぜQA業界に
エンジニアが
開発に集中できるように
やはりモノづくりができる・自分の力で色んなことが実現できるというのはエンジニアの一番の喜びだと感じています。
ただ大体のモノづくりは楽しいのですが、僕自身つらい経験が何度もあって、そのつらい経験ってなんだろうと思い返してみると、大体品質が悪くてお客様先でバグが出てしまったことなんです。
この品質の問題はテストをどれだけやればいいか・テストする時間がないなどいろんな理由がきっとあると思うんですよね。だからこそ我々のような第三者検証機関が入ることで足りないところを十分に補う、エンジニアが開発に集中できるように支援していくことが非常に面白いなと思い、QA業界に入りました。




エンジニア組織のあるべき姿
カルチャーが組織を作る
エンジニア組織に一番大切なのはカルチャーだと思っています。
エンジニアとしてのカルチャーというのは色々あって、例えばインプットしたものをアウトプットする、アウトプットというのはブログを書くであったり、ライトニングトークなどでも良いと思っています。
もう一度自分で理解を深めること、それを5分でまとめたり整理をすることでそれをアウトプットしていく訳です。それを聞いた人がインプットして「あ、面白そうだな僕もやってみようかな」と学習していく。この流れでエンジニアは自律的に学びどんどんいい環境になっていくと思っています。カルチャーがあることでエンジニアが集まってくる、またこの文化の中で素晴らしいエンジニアが育っていくものだと考えています。

